仙台関連の気になるトピックス

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仙台工業団地跡地 再開発計画

仙台工業団地、仙台東IC付近に移転 23年秋まで 跡地に商業施設 - 河北新報(2021年11月14日)

 

 仙台工業団地(仙台市若林区)が2023年秋ごろまでに、仙台東部道路の仙台東インターチェンジ(IC)付近に移転することが決まり、移転先で造成工事が進んでいる。市地下鉄東西線六丁の目駅に近い跡地には、大型商業施設やマンションの建設が計画されており、再開発による市街地の活性化に期待がかかる。

 仙台工業団地協同組合によると、移転先は若林区六丁目南の農地。現在地から東に約2・5キロ先にある。敷地面積は9・7ヘクタール。昨年8月に始まった造成工事は7割ほどが終わり、来年3月までに完了するという。

 移転の総事業費は約118億円。協同組合に加盟する機械器具や金属製品などの製造業者19社のうち、16社が来年7月から順次移転する。新たな企業も複数進出する予定となっている。

 現在の工業団地は移転完了後に跡地の造成工事に着手する。六丁の目駅の南西に広がる6・9ヘクタールの敷地に、26年3月までに商業施設やマンションが相次ぎ完成する見通し。駅周辺の街並みは大きく姿を変える。

 仙台工業団地は1963年に造成された。市内に点在する中小企業が協同組合を設立し、64年に操業を開始した。半世紀が経過し、工場や設備が老朽化したほか、2015年の東西線開業で周辺開発が進むとみられたため、協同組合が02年に移転の検討を始めた。

 08年に移転準備委員会が発足。複数の移転先が挙がり、現在地に近く東部道路に隣接し、交通アクセスに優れた農地が有力候補になった。だが、リーマン・ショック東日本大震災が発生し、一時中断となった。

 震災後、農地は国の大規模圃場整備の対象に含まれた。市は除外するよう国に働き掛け、18年5月に市街化区域に編入した。協同組合は18年6月に農地を買い取り、市は20年5月に移転計画を正式に認可した。

 協同組合の梶原功理事長(77)は「老朽化が課題だったため、移転先が決まってよかった。新工業団地では環境に配慮した取り組みを進めたい。跡地は地域に喜んでもらえるような場所になればいい」と話した。

 

六丁の目の「仙台工業団地」が仙台東IC付近への移転工事が進められている中、跡地には商業施設とマンションの建設計画も進行中とのことです。

工業団地はより利便性の高い仙台東IC付近へ移転。跡地は地下鉄東西線沿線ということもあり、需要は高い。Win-Winの移転計画といえるでしょう。

 

6.9haという広大な土地をどのような街にしていくのか、まだまだ不透明な部分は多いですが…。個人的には、「ららぽーと」が仙台にもできてくれないかなぁと。

三井不動産が大都市圏で手掛ける大規模商業施設の「ららぽーと」。近年、福岡にも進出し、地方拠点都市へも手を広げている印象です。

仙台では、少し規模の小さな「ララガーデン」が長町南にすでにありますが、どちらかというと「ザ・モール」の補完的な役割に徹しており、三井不動産らしい魅力はあまり感じられないなと常々思っていました。

 

仙台東ICからのアクセスも悪くなく、広い地域からの集客が可能。個人的には期待して続報を待ちたいと思っています。