ヨドバシカメラ、仙台駅前に大型商業施設 2023年春完成へ - ITメディアビジネス(2021年1月26日)
家電量販店大手のヨドバシホールディングスは1月26日、JR仙台駅東口エリアに新商業ビルを建設する計画を発表した。商業店舗やオフィスなどを備えた12階建ての施設となる。地域活性化を進める開発計画として、2023年春の竣工を目指す。
新たに建設に着手するのは「ヨドバシ仙台第1ビル」。仙台駅に隣接する場所に建設する。
計画地の東側には、開発計画の1期として12年3月に竣工した「ヨドバシ仙台第2ビル」がある。第2ビルの開業以降、2期計画である第1ビルの計画着手についても検討してきたという。仙台市では20年9月、今回の計画地が特定都市再生緊急整備地域として国の指定を受けていた。
計画地の敷地面積は1万5430平方メートル。新ビルは地下1階、地上12階建てとなる。ヨドバシカメラなどの店舗が開業するほか、一部をオフィスや駐車場として活用する。
同社は「地域のさらなる発展と活性化に寄与すべく開発を進めるタイミングであると判断し、この度事業の決定をした」と発表している。
ヨドバシカメラが仙台第1ビルの着手を発表しました。
旧店舗があり、平面駐車場として暫定利用されている一等地がようやく動き出します。
高層マンションであったり、東急系ホテル、ライブハウス、バスベイ設置など、色々な案が出ては立ち消え迷走していた当跡地ですが、結局、「店舗+駐車場+オフィス」という形にまとまりました。
しかし、結局「都市再生緊急整備地域」の対象エリアに加えられたにも関わらず、制度を活用せずに従来の容積率のまま着工されることになりそうなのは非常に残念です…。
なお、現在の暫定店舗(ヨドバシ仙台第2ビル 低層階)には、新たな商業施設が入居される予定で、ペデストリアンデッキで東西自由通路と3階部分が昇降することなく結ばれることになるのは歓迎すべきことでしょう。
スピード感をもって、23年春の早期開業に舵を切る形でスタートすることになりますが、これが「稚拙な判断」と言われないとよいのですが…。
仙台市とのこれまでの協議の内容も気になります…。
ただ可能性は低いながらも、「第1ビル」の南、現在立体駐車場があるエリアを含めて、更なる再開発が可能な敷地は残されています。
ここへの「高層ビル計画」に淡い期待を抱きつつ、今後もヨドバシ仙台店で買い物をしたいと思います。