仙台関連の気になるトピックス

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住友不動産 NHK跡地再開発へ

NHK放送会館跡地にマンション 住友不動産が取得 仙台 - 河北新報(2020年5月22日)

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200522_12002.html

 

 2018年に移転した仙台市青葉区錦町1丁目の旧NHK仙台放送会館跡地を、住友不動産(東京)がマンション用地として取得したことが21日、同社への取材で分かった。
 2月に実施された一般競争入札で落札した。5184平方メートルの土地と建物を約42億1000万円で取得。登記簿によると、4月24日に売買が成立した。
 同社の担当者は「官公庁が近く落ち着いた環境で、非常に需要が高いエリアだ」と評価する。6月に建物の解体工事に着手し、来年1月末に終える予定。マンション着工は22年以降とし、販売時期は未定という。
 同社は北に約600メートル離れた青葉区上杉2丁目の勝山スケート場・ボウリング場跡地と、北六番丁通を挟んだ東北大農学部雨宮キャンパス跡地でも大型マンションの開発を手掛けている。担当者は「仙台は重要なマーケット。需要が見込める都心での開発を進める」と話す。
 NHKは築50年以上が経過した旧会館の老朽化に伴い、新会館を青葉区本町2丁目に移転新築し、18年2月に開館した。

 

住友不動産が、愛宕上杉通り沿いのNHK跡地を取得し、マンション開発を行う方針であることが報道されました。

来月より旧NHK会館の解体工事に着手し、2022年以降に着工とのこと。

まずは、勝山跡地からでしょうから、勝山跡地同様にそれなりに長い期間「塩漬け」にすることも想定しているでしょう。

 

当地は、例の条例によって60m制限(条件緩和で最大80m)という高さの制限があるため、高層マンションは不可。最大18-20階まで伸ばすことは可能ですが、それはやらないでしょう。

人気のエリアということもあり、農学部跡地や勝山跡地と同様、戸数重視のマンションになるものと思います。

あすと長町ではかなりの苦戦を強いられた住友不動産ですが、人気の上杉エリアに相当な面積を確保していることは、やはり企業的にも大きなプラスでしょう。

 

一方で、都市景観の観点からすれば、都市景観を守るべく定められた条例によって、より圧迫感のある建物を量産する結果になるという、自らの首を絞めているのは明らかで、本当にこのままでよいのか?という疑念は今後もつきまとうものと思います。

そりゃ、青葉山からの景色には全く支障がないのでしょうけれど。

そろそろ再考(撤廃)してもよいのではないかと個人的には思います。