仙台関連の気になるトピックス

仙台関連の気になるトピックスに関して取り上げていきます。

常磐線 3月14日全線再開

東京―仙台 直通 長距離特急ひたち3/14大復活! 上下各3本、所要時間4時間半 - 鉄道チャンネル(2020年1月17日)

2011年、東日本大震災で分断された常磐線。9年間、不通区間だった富岡~浪江が、関係者の尽力で常磐線全線がいよいよ復旧。
品川・上野と仙台を結ぶ長距離特急 ひたち が3往復、大復活する。
運転時間は下り特急ひたちが、上野800発3号、品川1245発13号、品川1545発19号。上りが仙台1013発14号、1611発26号、1802発30号。
所要時間は4時間半。
また、富岡~浪江で普通列車が11往復、運転が始まる。
今回の運転再開は、富岡町大熊町双葉町に設定された帰還困難区域の一部(特定復興再生拠点区域内の先行解除エリア)で、避難指示が解除される期日が決定したことから。

JR常磐線の全線復旧で仙台支社「交流人口増やすのが使命」 - 産経新聞(2020年1月17日)

 東日本大震災東京電力福島第1原発事故の影響で不通となっていたJR常磐線の一部区間について、JR東日本が3月14日に再開すると発表したことを受け、JR東日本仙台支社の担当者は17日、「常磐線再開による地域活性化に期待を受けてきたので、ほっとしている。これからは交流人口を増やすのが使命だ」と話した。
 復旧、再開するのは福島県内の富岡-浪江間(約20・8キロ)。復旧区間では普通列車が1日11往復するほか、全線復旧に合わせ、上野、品川-仙台間で特急「ひたち」の直通運転を開始させる。1日に3往復運行させ、仙台-品川間が約4時間40分で結ばれる。
 JR東日本では再開を記念した入場券を発売するほか、再開当日の記念式典やイベントの開催も検討している。

 

常磐線の全線再開が、ダイヤ改正と同日となる2020年3月14日になることが正式に発表されました。

運休していた富岡 - 浪江間における避難指示が解除されることによるもので、再び太平洋沿いを走る鉄路が繋がります。全線再開に合わせて、東京 - 仙台間の特急列車が復活することが以前より発表されていましたが、ついにそのダイヤも明らかになりました。

3往復/日ということで、震災前の3.5往復/日(そのうちの0.5往復はいわき→仙台)という水準がほぼ維持される見込みです。

 

補足としては、

〇仙台発はすべて品川行、仙台行は2本が品川発、1本が上野発

〇上下列車いずれも最終便は岩沼・亘理にも停車

ということでしょうか。

仙台 - 原ノ町間が約1時間、仙台 - いわき間が約2時間、仙台 - 水戸間が約3時間10分、仙台 - 品川間が約4時間40分で結ばれます。

 

震災前の上野 - 仙台間ではなく、品川(0.5往復は上野) - 仙台での再開ということで、新幹線ではなくこちらの特急を通しで利用する層も少なからずいるのではないでしょうか。

ですがなにより、福島・浜通りに住んでいる方々の利便性が大きく向上するので、好ましいことだと思います。

欲を言えば、仙台発第1便の発車時刻が遅い(ひたち14号 10:13仙台発、14:51品川着)のがちょっと残念。もう2時間ほど早くてもいいのに…と思うのですが、岩沼 - 仙台間の朝ラッシュ時の運行本数を考えると、無理はできないので仕方のないことなのかもしれません。

 

震災前は、スーパーひたち(当時)が上野 - いわき、いわき - 仙台間で分割されることが確定していたので、言葉は少し悪いかもしれませんが、新たな「大義名分」を得て再び1本で繋がることになるのは嬉しい限りです。

新たな復興の象徴のひとつとして、末永く走り続けてもらいたいものです。